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【機能訓練指導員が解説】機能訓練って具体的に何をするの?

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こんにちは!機能訓練指導員のささです。

今回は機能訓練について実際に行っているものを解説します!

機能訓練は体の機能(歩いたり、立ち上がったりなど)が衰えてきてしまった人に対して
運動や体操をしてその機能を維持または向上させる事だが実際に行っている機能訓練とはどんな事なのか?機能訓練指導員は何をするのか?

機能訓練指導員に興味を持っている人は、機能訓練がどんな事をするのか知りたいと思うので解説していく。

機能訓練は大きく分けて集団体操と個別機能訓練になる。

機能訓練指導員の情報まとめ! 現役機能訓練指導員が解説! この記事では柔道整復師がなれる機能訓練指導員について紹介しています。私自身の転職経験も生かした内容を紹介しています。機能訓練指導員ってなに?と思っている方や機能訓練指導員になろうとしている人に向けてます...

①集団体操について

集団体操は機能訓練に含まないという意見もあるかと思うが、機能訓練指導員としての仕事では必須だと思うので今回取り上げた。

集団体操は名前の通り、集団(機能訓練型デイサービスだと10名程度)に対して体操を行う。

この集団体操は、全員が行えるような比較的負荷の軽い運動が多く
多くはストレッチや関節運動をメインにしたものやボールを使った軽運動が多い。

大体30分前後、ゆっくりとしたペースで行う事が多く
その体操のプログラムも既に決められているものを使う事が多い

②集団体操の実例

深呼吸→ストレッチ運動上肢と下肢(10種)→
深呼吸→座位で行える自重筋トレ(4種)→
ボールを使ったエクササイズ(10種)

これを30分程度、途中にコミニュケーションを挟みながら行う。

③集団体操のまとめ

集団体操はいわゆる準備体操的な面と筋力トレーニング的な面をもつ。
終わったあとに少し汗ばむような運動になっている。
利用者個人に合わせてメニューを変えたりする事はあまりなく、全体に合わせたメニューを行う。

そのため個別機能訓練と違って、一人ひとりに合わせて色々なメニューを考える必要は少ない。

準備体操で大事なのは、利用者の方の前で機能訓練指導員が体操を行うので
元気の良い声や、明るい雰囲気などそういった所が重要視される。

私は最初のうち、声を元気よく出したり明るい雰囲気を出して体操をする事が苦手だったが
数ヶ月やって慣れてくると、利用者の方も一緒に楽しく運動をしてくれるようになって助かった。

④集団体操の本音…

この集団体操が地味に大変
体調が優れなくても、疲れてても皆の前で元気よく
少し面白いトークなどを挟みながら毎日行わなければならない。

私が面白い話とか、場を明るくする一言とかが苦手だからかもしれないけどね…

⑤個別機能訓練について

個別機能訓練は一人ひとりに合わせた個別メニューをつくり
その運動を行ってもらう。

「えっ一人ひとりに合わせたメニューって作るのかなり大変じゃない?」
って思う方もいるだろうが
機能訓練型デイサービスなどで行われるものは、大体使える器具や運動の流れが決まっているので
その決まっているものの中から、この人はまだ慣れてないから負荷を軽くしようとか
股関節がこの人は痛いから、レッグプレスは辞めておこうとか
この人は椅子からの立ち上がりが苦手だからスクワットをメニューに入れようとかする。

そしてメニューを組んだらそれを実施してもらう事になる。

実施してもらってる間は器具を正しく使えているかチェックしたり不良姿勢になっていないかなどをチェックする。
もしくは、他の利用者などのストレッチやマッサージなどを行う事もある。

ベースがあってそこから足したり引いたりする程度なので、メニュー作成はそこまで大変ではない。

後はそこが新規開設の事業所でない限りは、今までやっていた内容が残っているはずなので
最初はそれを基に個別機能訓練を行えば良い。

もし仮に新規の事業所でも、初めのうちは人数も少ないはずなのでそんなに焦る必要もない。

⑥個別機能訓練の具体例(作成)

80代女性 運動習慣なく肩こりがあり、股関節の屈曲時痛があるが大腿四頭筋の弱化も強い。バランス機能が低下していてふらつきやすい。
こんな人の場合

ベースのメニューが
①チェストプレス
②レッグエクステンション
③レッグプレス
④歩行訓練
⑤踏み台昇降訓練
⑥バランストレーニング
⑦滑車運動
⑧ストレッチや徒手的ケア
だとすると

例)作成したメニュー
①チェストプレス 10×2セット 負荷レベル1
②レッグエクステンション 10×2セット 負荷レベル1
③歩行訓練 トレッドミルで5分
④滑車を使った肩関節の挙上訓練 3分
⑤バランストレーニング 片足立ち2分
⑥ストレッチ&マッサージ 10分

というメニューを組み、実施してもらう。

その事業所でのベースのメニューから
股関節の痛みがあるから股関節の動きがメインで行われる運動は控えて
肩こりとふらつきと大腿四頭筋の弱化という問題点があるのでそこを鍛えられるようにする。

⑦個別機能訓練のまとめ

この個別機能訓練も正解や不正解はないように私は思う。

やってみて合わなかったらやめればいい。
だからメニューを作成する時も、正直そこまで頭を悩ませないで作る。

情報からやってはいけない動きを除いて
それ以外のものを軽い負荷からやっていく
慣れてきたら負荷を重くしたり、その人に必要な新しい運動を追加するくらいの気持ちで私はやっている。

自分が考えたメニューを行うことで、利用者の身体機能が向上し出来なかったことが出来るようになったりする。

そんな時にこの仕事のやりがいがある。

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